シンガポール航空、プレミアムエコノミークラスのサービス刷新

シンガポール航空(ボーイング787-10型機)

シンガポール航空は、プレミアムエコノミークラスのサービスを3月31日に刷新する。サービスの刷新は、2015年にプレミアムエコノミークラスを導入以来、初めて。

ドリンクは、「シャルル・ド・カザノブ・ブリュット・トラディションNV」や「2023 ワイラウ・リヴァー・ソーヴィニヨン・ブラン」、「2022 セント・ハレット・フェイス・シラーズ」といったワインやシャンパンのほか、ウィスキー、ジン、ウォッカ、シンガポール・スリングなどのシグネチャー・カクテル、各種ビール、ペパーミントティーやカモミールティー、キャドバリーのホットチョコレートを追加した。

機内食は、特注の磁器で機内食を提供する。季節の前菜、メインディッシュ、パン、デザート、チーズとクラッカーで構成されている。前菜には、スモークしたアイオリソースを添えた海老のガーリック・ローストとパタタス・ブラバス(スペイン風フライドポテト)、温かいスモークサーモンを添えたブロッコリーのサラダ、季節限定の蕎麦など、メインディッシュには、ビーフブルギニヨン、バクチョーミー、ジャスミンライスと玄米を組み合わせたタイ風カニカレーなど、インターナショナル料理かアジア料理の2種類から選択できる。パンの選択肢も増やし、朝食にはクロワッサン、昼食や夕食にはガーリックブレッドロールを提供する。出発24時間まで、最大20種類の中から予約ができる「ブック・ザ・クック」も利用できる。

所要時間が7時間以上の便では、環境に配慮したアメニティキット「アウト・オブ・ザ・ウッズ」も用意する。アイマスクとスリッパ、リップクリームが入っている。食事や軽食、飲み物の選択肢が記載されたメニューカードも配布する。

ヨー・ピーテック カスタマーエクスペリエンス担当上級副社長は、「2015年の導入以来、当社のプレミアムエコノミークラスはお客様にご好評をいただいております。今回、アメニティの追加や快適性の向上、パーソナルスペースの拡大をすることでさらにお客様にも気に入っていただけると信じています。シンガポール航空の哲学は決して立ち止まらないことです。私たちは定期的にお客様の声を集め、市場調査を通じ旅行者にとっての価値がどのように進化しているかを学び、パーソナライズされたワールドクラスの機内体験を提供し続けるための革新的な方法を見出しています。そしてそれらお客様の声や調査結果に基づき、プレミアムエコノミークラスのサービス刷新に取り組みました。その献身的な取り組みがシンガポール航空ならではのワンランク上のサービスに結び付きました」とコメントした。

日本路線では、東京/成田〜シンガポール・ロサンゼルス線の全便と、東京/羽田〜シンガポール線の一部便でサービスを提供する。

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