スピリット航空、エアバス機の受領延期 パイロット一時帰休も

スピリット航空(エアバスA319型機)

スピリット航空は、エアバスとの間で機体の受領延期の交渉が合意に達したと発表した。

リース機を除く全て機体が対象で、2025年第2四半期から26年末、2030年から31年にかけての受領を予定していたもの。これにより、流動性は約3億4,000万米ドル改善される。

2027年から29年にかけて受領を予定している機体は受領する。2025年第2四半期と第3四半期にリース機として受領する計2機は含まれていない。オプションの行使期間も2年延長した。

また、プラット・アンド・ホイットニー製エンジンの問題による運航停止や2025年と26年の運航規模縮小に伴い、9月から約260人のパイロットを一時帰休させる。

プラット・アンド・ホイットニーと補償にはすでに合意しており、1億5,000万米ドルから2億米ドルの流動性の改善を見込んでいる。