ロンドン・ヒースロー空港、ETA導入で乗り継ぎ客減少 カタールから1.9万人減

ロンドン・ヒースロー空港

ロンドン・ヒースロー空港を運営するヒースロー・エアポートは、イギリス政府による電子渡航認証(ETA)の導入により、乗り継ぎ客が減少していることを明らかにした。

イギリスへの入国や乗り継ぎ客に対して段階的に導入しており、現段階ではカタールやサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)などの中東諸国からの渡航者を対象としている。手数料は10ポンド。

ヒースロー・エアポートは、導入後の4か月でカタールからの乗り継ぎ客が19,000人減少していることを明らかにした上で、「導入の背後にある論理的根拠を支持するが、イギリスの空港はEUのハブ空港と比較して、競争上不利な立場に置かれる」と懸念を示し、出入国を伴わない乗り継ぎ客を対象から除外することを求めた。

ヒースロー空港の3月の利用者数は約700万人で、2か月連続で過去最高を記録した。