Airbnb、日米の地方交流プログラムに100万米ドル拠出

Airbnb（エアビーアンドビー）は、日米観光交流年を記念し、両国間の複数年に渡る地方観光交流プログラムに100万米ドルの資金を拠出する。両国の地方の観光振興を通じ、地域での経済機会創出をさらに促進することを目指す。

2024年から25年にかけて、アメリカ国務省の専門家交流プログラムである国際ビジターリーダーシッププログラム（IVLP）を通じ、日本から15〜20人の観光・ホスピタリティのプロフェッショナルをアメリカに派遣する。現地のAirbnbに滞在しながら、アメリカで地方観光に取り組む実務者の協力のもと、地方観光の事例について知見を得てもらう。過去のIVLPによる交流プログラムの日本人参加者の中には、首相経験者や現職国会議員も含まれているという。

2023年のAirbnbの利用者は、200か国・地域以上の10万以上の都市や町を訪れた。アメリカでは約600の街で初めてAirbnbの予約が入り、そのうち8割以上は非都市部だった。

ジェイ・カーニー公共政策・コミュニケーション グローバル最高責任者は、「日本は、最も人気の高い旅行先の一つであり、当社のアジア太平洋地域でのビジネス拡大における重要な市場です。日本のゲストは辺境とされてきた美しい地方や農村地域を散策する手段としてホームシェアリングを利用し始めており、私たちのプラットフォームが日本でさまざまな地域の観光振興に役立てることを大変嬉しく感じています。旅を通じて人と人とのつながりが育まれることは、Airbnbが最も大事している価値観です。今回の地方観光交流プログラムも、その価値観に基づくものであり、地方観光に携わる業界のリーダーたち同士で知見を共有することを目指しています」とコメントした。

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