JAL、羽田〜ダラス線にA350-1000投入開始 赤いロゴの2機が羽田で共演

日本航空(JAL)は4月17日、エアバスA350-1000型機を東京/羽田〜ダラス/フォートワース線に就航させた。羽田空港では、同路線のJL12便に投入された初号機(同:JA01WJ)と、東京/羽田〜ニューヨーク線のJL6便に投入された2号機(機体記号:JA02WJ)が隣り合うスポットから出発し、機体後部に赤いロゴが入った2機のA350-1000型機が並ぶシーンが見られた。

A350-1000型機は、従来の国際線主力機だったボーイング777-300ERの後継となるJALの新たな国際線フラッグシップ機。1月24日から東京/羽田〜ニューヨーク線のJL6/5便に投入されている。客室は4クラス239席仕様で、ファーストクラスは「1-1-1」配列の6席、ビジネスクラスは「1-2-1」配列の54席、プレミアムエコノミークラス「2-4-2」配列の24席、エコノミークラスは「3-3-3」配列の155席。ファーストクラスとビジネスクラスは、JALとして初めて扉付きの個室タイプとなっている。機内エンターテインメント(IFE)は全クラスで4K解像度モニターを導入し、Bluetoothでワイヤレスイヤホンと接続できる。

東京/羽田〜ダラス/フォートワース線はこれまで、ファーストクラス8席、ビジネスクラス49席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス147席の4クラス244席仕様の777-300ERで運航されていた。4月17日以降、夏スケジュール期間中はA350-1000型機と777-300ERを毎日交互に投入し、4月と5月、8月は奇数日、それ以外の月は偶数日がA350-1000型機、それ以外の日は777-300ERで運航する。

投入初日のダラス/フォートワース行きJL12便には、機体後部に「A350-1000」の赤いロゴが入った初号機が投入され、羽田空港の111番スポットに入った。隣り合う112番スポットには、ニューヨーク行きのJL6便に投入された2号機が駐機。2号機は4月11日から15日にかけて初号機と同じ赤いロゴが描かれたばかりで、赤いロゴが入った2機の初めての共演となった。

ダラス/フォートワース行きのJL12便は230名(うち幼児1名)、ニューヨーク行きのJL6便は222名が利用。定刻ではJL12便が午前10時55分発、JL6便が午前11時5分発となるところ、JL12便が出発準備に時間を要したため、JL6便が午前11時16分に先に出発した。JL12便は定刻から37分遅れの午前11時32分に出発。駐機場ではJALの社員らが横断幕を持って見送った。

JALは今年度中にA350-1000型機を8機体制とし、今後、東京/羽田〜ニューヨーク線のJL4/3便、東京/羽田〜ロンドン/ヒースロー線のJL43/44便にも投入する計画。

■ダイヤ
JL12 東京/羽田(10:55)〜ダラス/フォートワース(08:40)
JL11 ダラス/フォートワース(11:05)〜東京/羽田(14:40+1)