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ボーイング、名古屋に研究開発拠点 「ボーイング ジャパン リサーチセンター」を開設
ボーイングは、日本の研究開発拠点となる「ボーイング ジャパン リサーチセンター」を名古屋に開設した。
名古屋ではボーイング787型機やボーイング777型機の主要部品を製造し、日本はアメリカに次ぐサプライヤーの拠点となっている。研究拠点の開設は2022年8月に発表し、名古屋市内に暫定的なオフィスを置いていた。
ボーイングの研究開発センターは、アメリカに5か所、海外には日本を含めて7か所を設けている。日本では、航空機の設計や製造に取り入れるための最新デジタルツール、複合材、持続可能な航空燃料(SAF)、水素技術統合プロジェクト、ロボティクスについて研究開発を行う。一部の研究は、名古屋大学や九州大学と連携しながら進める。
開所式には、大村秀章愛知県知事や、河村たかし名古屋市長のほか、ボーイングのトッド・シトロン チーフ・テクノロジー・オフィサー、パティ・チャンチェン リサーチ&テクノロジー(BR&T)担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャー、ボーイング・ジャパンのウィル・シェイファー社長が出席した。
日本で働くエンジニアは、2022年8月以降に採用し、バーチャルチームとしてスタートした。日本のパートナーとの長期的な関係や、高いエンジニアリング技術、共通のコミットメントを重視し、開設を決めたという。
ボーイングは日本から数十億米ドル規模の調達を行い、ANAホールディングスはボーイング777Xのローンチカスタマーの1社。防衛省や自衛隊とも協力関係にある。日本の社員は2023年に30%増え、238名となった。