ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
ANAとスカンジナビア航空、2社間の関係維持望む ANA井上社長
全日本空輸(ANA)の井上慎一代表取締役社長は、スカンジナビア航空(SAS)との2社間のパートナーシップを継続する意向を示した。
IATA年次総会(IATA AGM)が開かれたドバイで、海外メディアのグループインタビューに応じ、質問に答えた。
スカンジナビア航空は8月31日をもって、ANAが加盟するスターアライアンスを去り、翌日から経営支援にあたるエールフランスKLMと同じ、スカイチームに加盟する。ANAは冬スケジュールにも東京/羽田〜ストックホルム線の新規就航を計画している。
スカンジナビア航空が本社を置くストックホルムのアーランダ空港は、2023年に2,200万人が利用した。オスロやヘルシンキ、コペンハーゲンなどの北欧各地を含む、欧州各地への路線が充実している。
スカイチームの加盟航空会社によるアライアンスを越えた提携では、ANAとガルーダ・インドネシア航空やITAエアウェイズ、ベトナム航空、日本航空(JAL)と大韓航空やアエロメヒコ航空、チャイナエアライン、中国東方航空など多い。ANAが同じく冬スケジュールに開設を予定している、東京/羽田〜ミラノ線はITAエアウェイズとのコードシェア便の利用ができる。
井上CEOは、スカンジナビア航空との提携に関してはまだ決定していないとしながらも、「スカンジナビア航空とは35年来、良い関係を築いている」とし、赤字経営を立て直したことで知られる、スカンジナビア航空のヤン・カールソン元CEOの著書、「真実の瞬間」を例に取り、「私たちはカールソンとスカンジナビア航空という航空会社をとても気に入っていますし、この関係を続けていけることを願っている」と話した。