フィンエアー、全長距離線用機材の客室リニューアルを完了

フィンエアーは、全長距離路線用機材の客室リニューアルを完了した。

エアバスA350-900型機とエアバスA330-300型機の客室を、2億ユーロをかけて改修していた。客室デザインは北欧ならではの洗練されたデザインと、ダーク系の落ち着いた色調とし、シェンゲン協定非加盟国エリアのラウンジの色調と統一した。

ビジネスクラスは、「1-2-1」配列で最大43席を配置している。コリンズ・エアロスペースと共同開発した、ゆとりあるプライベートスペースを実現し、自由な動きを妨げないようにデザインしたシェル型のシート「AirLounge(エアラウンジ)」。様々な座り方や休み方を可能にする。通路側の2席のプライバシーディバイダーは可動式で、ペアでの利用にも対応する。AC電源のほかにUSB-CとUSB-A端子を設け、非接触充電も可能となる。18インチモニター、読書灯、Do Not Disturbライト、オーロラが浮かび上がるムード照明も備える。ロンドンのPriestmanGoodeがコンセプトを考案し、カスタマイズや最終的なデザインは、フィンエアーとタンジェリンが手掛けた。

プレミアムエコノミークラスは、「2-4-2」配列で最大26席を備える。HAECOが製造した「Vector Premium」シートで、シートピッチは38インチ。8インチのリクライニングやレッグレスト、可動式ヘッドレストを備える。小物の収納スペースも備える。13インチのモニター、一枚板のテーブル、AC電源、USB-A電源も備える。タンジェリンと共同でデザインした。

新たなエコノミークラスは、USB-AとUSB-C電源、ユーザーインターフェースを刷新した機内エンターテインメントを搭載する。

日本路線には東京/羽田〜ヘルシンキ線に2022年10月、東京/成田〜ヘルシンキ線には2023年8月、大阪/関西〜ヘルシンキ線には同9月に導入を開始している。アジアや中東、アメリカ路線の長距離路線に投入する。

オーレ・オルベール最高商務責任者(CCO)は、「2年という短期間で、受賞歴を持つ新しい客室を全機材に導入できたことは素晴らしいことです。2022年からサービスを開始した革新的なビジネスクラスシートと新設されたプレミアムエコノミーには、お客様から大変なご好評をいただいています。私たちは、お客様が統一感のあるサービスと信頼性を重視されると認識しております。すべてのフライトで統一されたキャビンコンセプトを提供することは、私たちのカスタマー・エクスペリエンス・ジャーニーにおける大きな一歩です。我々の調査では、長距離便のお客様の満足度は、客室のリニューアルによって大幅に向上しています」とコメントした。

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