羽田空港でランプバス配車システム「RBAS」を導入

羽田空港で、ランプバス配車システム「RBAS(アルバス、Ramp Bus Allocation System)」を4月に導入した。

日本空港ビルデングが整備し、東京空港交通と全日本空輸(ANA)、ANAエアポートサービスが開発に協力した。運用にはANAと日本航空(JAL)、スカイマーク、AIRDO(エア・ドゥ)、ソラシドエア、スターフライヤーが協力する。

ランプバスの配車は、航空機の搭乗人数や運航状況、風向きなどのさまざまな情報を把握したうえで行うことから、繁忙時間帯や運航に乱れが起きた際に遅延が生じていた。これらの情報を連携し、アルゴリズムによる自動配車でランプバスの運行効率化を図り、利用者の待ち時間の削減、バス台数や人員配置の最適化を目指す。

これまで航空会社ごとに異なっていた配車時間やイレギュラー発生時の配車ルールについて明文化し、サービスレベルの標準化にも取り組んだ。今後は運行実績を分析し、さらなる利便性向上と遅延回数や時間の削減、効率的なランプバスの運行に努める。