ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
国土交通省、オリエンタルエアブリッジに業務改善勧告
国土交通省は6月28日、オリエンタルエアブリッジ(ORC)に対して業務改善勧告と安全統括管理者の職務に関する警告書を発出した。
5月18日、出勤前の自主検査でアルコールが検知された整備士が、航空法で定められた勤務開始前のアルコール検査を実施しないまま業務を開始した。勤務開始1時間12分後に実施した検査でもアルコールが検知された。その間に機体の牽引や出発前点検、不具合の修復といった整備業務を行っていた。さらにこの整備士は、実施した整備作業の記録を破棄し、整備手順書に定める作業実施後の機能点検も行っていなかった。
これにより、5月18日から22日までの間、不完全な整備状況のまま30便を運航したほか、当該整備士が整備作業を実施した箇所の部品すべての交換を完了する6月3日まで、当該機の運航を停止した。
ORCでは、当該整備士と同じ時間帯に勤務した整備士の業務を停止した。国土交通省大阪航空局には5月21日に第一報、6月7日に中間報告を行った。「お客様および関係する皆様に、ご迷惑ならびにご心配をお掛けしていることを深くお詫び申しあげます。本事象を真摯に受け止め、再発防止を正しく機能させ、あらためて安全運航の堅持に努めてまいります」としている。