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キャセイパシフィック航空、日本就航65周年 65番目の乗客に65,000マイル
キャセイパシフィック航空は7月4日、日本就航65周年を迎え、羽田空港で記念式典を開いた。
同社は1959年7月4日に初めての日本路線となる東京/羽田〜香港線を開設。当時はダグラスDC-6Bで週2便の運航だった。現在は東京/羽田・東京/成田・札幌/千歳・名古屋/中部・大阪/関西・福岡の5都市6空港から毎日計16便以上を運航している。
4日のCX549便(ボーイング777-300ER、機体記号:B-KQK)の出発に合わせて開かれた式典で、キャセイパシフィック航空のネルソン・チン北東アジア地区総支配人は「日本と香港、そして世界とをつなぐ重要な役割を果たし続けてきた」と挨拶。貨物輸送にも言及し、「香港は世界最大の貨物ハブ空港で、EC商品などを中心に日本から世界に輸送される貨物はたくさんある」と紹介した。
今後の日本線の展望について、インバウンドは日本人気や円安傾向を背景に好調が続くと見通す一方、アウトバウンドは「インバウンドとは逆の状況」と説明。「苦しい状況だが、若年層を中心に比較的近い場所に行こうという人が増えている。ビジネスチャンスとして獲得したい」と話した。中長期的にはプロダクトやサービスへの投資を続けるとし、「日本人クルーを増やしたい。日本食の機内食にもさらに注力したい」という。
CX549便の乗客には、65年前の日本就航当時の客室乗務員の制服を着たスタッフらから記念品が手渡された。また、65周年にちなみ、65番目に搭乗した乗客には65,000マイルの目録が贈呈された。