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777-300ERを背に結婚写真 ANA、羽田の格納庫で撮影ツアー
全日本空輸(ANA)は6月28日、夜の羽田空港の格納庫でウェディングフォトツアー「ANA Blue Hangar Wedding Photo」を開催した。
夜の格納庫に飛行機を1機貸し切りで用意し、機体の周りでウェディングフォトが撮影できるツアー。羽田エクセルホテル東急とワタベウェディングとの共同企画で、撮影前の支度や撮影後の宿泊場所として羽田エクセルホテル東急のコンセプトルーム「ANA ROOM」を用意。フライトシュミレーターを設置した客室「スーペリアコックピットルーム」での撮影もできるようにした。ワタベウェディングは衣装の用意や撮影を担当した。代金は608,000円。
初回は5月31日に開催し、今回は2回目。両日とも10組以上の応募があり、今回は抽選で大阪府の辻本直人さん、沙苗さん夫妻が当選した。
機内で客室乗務員の細やかな気遣いに感銘を受け、“ANAファン”になったという直人さん。二人は2022年に入籍したものの、コロナ禍で挙式やウェディングフォトの撮影ができなかった。コロナ禍が落ち着き、「そろそろ何かやりたいと考えていた」(直人さん)ところ、早苗さんがこのイベントを見つけ、直人さんが「満を持して応募した」(同)という。
辻本さん夫妻のために格納庫に用意されたのはボーイング777-300ER(機体記号:JA788A)。ゼネラル・エレクトリック製の大型エンジンGE90-115Bエンジンなどを背景に、二人は約1時間のフォトウェディング撮影を楽しんだ。
撮影を終えた直人さんは、「当選したときから楽しみだった。非日常的な体験だった」と笑顔。沙苗さんも、「滑走路をバックに、自分たちの姿が地面に反射している写真を絶対に撮りたいと思っていた」と思い通りの写真が撮影できたと話した。
ツアーを発案したのは、ANA Xデジタルマーケティング部の西尾美紀さん。ウエディングプランナーの資格を保有しており、2022年5月に成田空港でエアバスA380型機「FLYING HONU」の初号機(機体記号:JA381A)を使って開催したウェディングフォトのイベントも発案した。今回は羽田空港の格納庫で実施するにあたり、ネックの一つが着替え場所の調整だったという。羽田エクセルホテル東急との共同企画ということもあり、「せっかくならANA ROOMで着替えをしていただくのがいいのでは」と客室のチェックイン時間に合わせてツアーを組み、撮影後はホテルでコースディナーも楽しめるようにした。
西尾さんによると、次回以降の開催は未定だが「今後も実施できるように努力したい」という。