フィンエアー、旺盛な需要正常化で利益減少 2024年1月〜6月期

フィンエアー

フィンエアーは、2024年1月〜6月期の業績を発表した。旺盛な需要が正常化したことで、利益が減少した。

売上高は14億4,760万ユーロ、営業利益は3,200万ユーロとなった。1株あたりの損失は0.06ユーロとなった。乗客数は550万人、座席利用率は73.5%で、いずれも微減した。

4月〜6月期は、売上高が7億6,610万ユーロ、営業利益が4,360万ユーロ、1株あたりの利益は0.09ユーロとなった。乗客数は300万人で、ウェットリースを含めると生産能力は8.4%増加した。座席利用率は74.7%となった。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港の滑走路改修工事や4月の大雪、6月のライフによる遅延のため、追加費用も発生した。

国際航空交通量は引き続き増加すると予測しているものの、インフレや金利上昇が需要とコストに与える影響に関するリスクは依然として高いとしている。ウェットリースを含め、年内に輸送能力を約10%増やすことを計画している。成長はアジアとヨーロッパに集中させる。このため、売上高は供給量よりも若干緩やかに増加する見通し。

通期の売上高は30億〜32億ユーロ、営業利益は1億1,100万〜1億8,000万ユーロになると予測している。

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