アメリカン航空グループ、四半期最高の売上高　流通戦略の誤り認める

アメリカン航空グループは、2024年4月〜6月期の業績を発表した。

売上高は143億米ドルと四半期で過去最高となった。純利益は7億1,700万米ドルで、特別項目を除くと7億7,400万米ドルとなった。上級クラスの収益は前年比9％、座席利用率は同6＆増えた。

1株あたり調整後利益は第3四半期にほぼ損益分岐点、通期では0.70米ドルから1.30米ドルの間を想定し、利益見通しを引き下げている。新たな流通戦略は上半期に約7億5,000万ドルの影響があったとしている。

ロバート・アイソム最高経営責任者（CEO）は、法人や旅行会社に対する流通戦略の誤りと需給不均衡の影響を認めた上で、「明確で断固とした行動でこの課題に正面から取り組んでいます。そして重要なのは、顧客がアメリカン航空と取引しやすいようにすることです。当社が達成できるとわかっている収益水準に戻り、運用の信頼性とクラス最高のコスト管理と組み合わせることで、大きな価値を引き出すことができる」と自信を示した。

6月には、旅行会社や法人向けに従来使用されていた流通チャネルを通じた運賃の販売を再開した。2023年には収益の約140億米ドルがこのシステムで得られていたという。さらにシェア回復のための新たなインセンティブ契約も締結している。また、直接予約以外でマイルを付与しないなどの計画を廃止した。8月には営業サポートのリソースを大幅に増員する。

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