ANAホールディングス、最終利益247億円 2024年4月〜6月期

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ANAホールディングスは、2024年4月〜6月期の決算を発表した。売上高は第1四半期として過去最高を更新した。

売上高は5,167億円、営業費用は4,864億円、営業利益は303億円、最終利益は247億円だった。整備費の増加などにより営業費用は増加しているものの、営業利益は303億円とコロナ前の最高益を上回る水準で推移している。

セグメント別では、旅行事業と商社事業が好調だった一方、航空関連事業と旅行事業では営業赤字を計上した。航空事業は国際線では旺盛な訪日需要のほか、日本発のレジャー・ビジネス需要を取り込んだ。国内線ではセールによるレジャー需要の早期取り込みを強化することにより、旅客数や収入は前年同期を上回った。

国際線の増便や復便、新規就航によって欧州方面への運航規模を昨年比1.3倍に増やし、さらなる需要獲得を見込んでいる。

想定為替レートは1米ドル140円で、実績は155.8円だった。1円あたりの収支影響は3億円で、為替変動に伴う影響は10億円程度だった。燃油費などの外貨費用を国際線事業の外貨収入で相殺し、不足分をヘッジ対象としている。

通期の業績見通しは、売上高2兆1,900億円、営業利益1,700億円、最終利益1,100億円を据え置いている。

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