JAL、純利益139億円 2024年4月〜6月期

JAL(エアバスA350-1000型機)

日本航空(JAL)は、2024年4月〜6月期の連結業績を発表した。純利益は139億円だった。

売上収益は4,240億円(前年同期比11.2%増)、営業費用は4,061億円(同15%増)、財務・法人所得税前利益(EBIT)は221億円(同29.5%減)だった。燃油費や人件費、営業費用の増加に伴い、純利益は前年同期比39.4%減少した。

セグメント別の売上収益は、フルサービスキャリア事業が3,346億円、LCC旅客事業が247億円、マイル/金融・コマース事業が460億円、その他が547億円となり、いずれも前年同期比で増加した。

フルサービス事業では国際旅客の単価は前年同期並みの高水準で、国内旅客は団体旅客が減少したものの、単価は前年同期比9.5%向上した。貨物郵便事業は貨物専用機の運航開始により、輸送重量と収入ともに前年同期比2桁増となった。LCC事業ではZIPAIR Tokyoの黒字幅を拡大したほか、スプリング・ジャパンの有償旅客数は中国発需要の取り込みにより前年同期比76.6%増となった。マイル/金融・コマース事業は発行マイル数の増加や空港店舗、ECサイトの収入増の影響で前年同期比4.8%増となった。

通期の業績見通しは、売上収益1兆9,300億円、EBIT1,700億円、純利益1,000億円を据え置いている。

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