ルフトハンザ・ドイツ航空、長距離路線用機材を6機種に統合　747-400など4機種削減

ルフトハンザ・ドイツ航空は、長距離路線用機材を2028年までに6機種に統合する。

削減するのは、エアバスA340−300型機、エアバスA340-600型機、エアバスA330-200型機、ボーイング747-400型機の4機種。ルフトハンザ・ドイツ航空の広報担当者は、機種ごとの退役時期を明言しなかった。

これにより、エアバスA380型機、ボーイング747−8型機、エアバスA350-900型機、ボーイング787−9型機、エアバスA330-300型機を含む6機種に統合する。

新ビジネスクラスの「ルフトハンザ・アレグリス」の導入を継続することで、プレミアム座席からの収益を確保するほか、地上サービスのさらなるデジタル化により顧客体験を向上させる。需給に応じたネットワークの最適化や、乗務員計画システムの追加開発による生産性向上、ディスカバー・エアラインズとルフトハンザ・シティラインによる運航拡大で競争力の強化を狙う。

7月31日に発表した中間決算では、4億2,700万ユーロの損失を計上し、通期で黒字化の達成は困難になっているとしている。アジア太平洋路線での市場の悪化や、機体の納入遅れによる経年機の追加整備費用、新たな労働協約によるコストの増加も重しとなっている。

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