ハワイアン航空、米本土路線拡充 日本路線の減収補う

ハワイアン航空

ハワイアン航空は、日本路線の減収を補うため、アメリカ本土路線を拡充させていることを明らかにした。

ピーター・イングラム社長兼最高経営責任者(CEO)は、「日本はまだまだ改善の余地が大きい」とした上で、「ソルトレイクシティ〜ホノルル線とサクラメント〜コナ・リフエ線の3路線は非常に好調に推移している」とした。

日本市場での販売は、歴史的な円安とハワイの宿泊費の高騰に伴って弱い状況が続いており、ブレント・オーバービーク最高収益責任者(CRO)も、「円為替レートは引き続きこの市場で最大の逆風となっているが、日本の消費者の間でハワイと当社のブランドに対する強い親近感が引き続き見られる」と話した。

イングラム社長兼CEOは、「伝統的に最大の市場であった日本は回復が一番遅かった。豪ドルやニュージーランドドルの下落も見られるが、円ほどではない。そのため、日本よりもアメリカや他のアジアでの販売に重点を置き、特にこの3か月〜6か月の間、集中して取り組んでいる」とした上で、接続需要の取り込みやブランド認知に努めていると説明した。

ハワイアン航空は、東京/羽田〜ホノルル・コナ線の週7往復の発着枠を返上したほか、その他の路線では増便を取りやめたり、減便の継続などを発表している。

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