IAG、復配 堅調な旅行需要継続見込む

ブリティッシュ・エアウェイズ BAW/BA ボーイング777-300ER G-STBN

インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は、コロナ後初めて復配することを決めた。

主力市場である北大西洋、中南米、欧州域内は好調に推移しており、通期でこの傾向は続くと予測している。ダブリンとアジア市場では長距離路線の価格に若干の軟化がみられるものの、総供給量に占める割合は小さいという。

2024年1月〜6月期の営業利益は13億900万ユーロとなり、前年同期を4,900万ユーロ上回った。第2四半期はの営業利益は、過去最高を記録した前年とほぼ同水準だった。1株あたり3セントの中間配当を実施し、配当を再開する。

中期財務目標の達成に向け、ブリティッシュ・エアウェイズの顧客満足度や利益向上、スペイン事業から15億ユーロの利益計上、IAGロイヤリティの成長を優先事項としている。

合わせて、合意していたエア・ヨーロッパの買収契約を破棄することを発表した。TAPポルトガル航空の買収に関心があるとも報じられている。