サントリー白州蒸留所、リニューアルを9月完了

サントリーは、サントリー白州蒸留所のリニューアルを9月に完了する。

さらなるウイスキーの品質向上や蒸溜所魅力訴求の強化を主な目的としており、体験施設と見学ツアーもリニューアルする。

原料にもさらにこだわり、より品質の高い“原酒のつくり込み”を目指すためのフロアモルティングと酵母培養プロセスを導入します。さらに、蒸溜所の豊かな自然の魅力をより体感できるよう、5月にビジターセンターからバードサンクチュアリに繋がる橋「バードブリッジ」を設置している。

9月1日には地元食材を使用したレストラン「Hakushu Terrace(ハクシュウ テラス)」を新たにオープンしたほか、9月20日には自然と共生したものづくりのこだわりや挑戦が感じられる見学ツアー「白州蒸溜所ものづくりツアー プレステージ」を新設する。

「ハクシュウ テラス」では、山梨県産の食材をふんだんに使った石窯ピザをはじめ、ここでしか味わえない「サントリーシングルモルトウイスキー 白州」のオリジナルカクテルも提供する。営業時間は午前10時から午後4時半まで。予約も受け付ける。

見学ツアーでは、白州蒸溜所の歴史を感じる場所での映像演出やつくり手との交流、品質向上の取り組みの一つである「フロアモルティング」を案内し、「白州森香るハイボール」や「サントリーシングルモルトウイスキー白州 12年」のテイスティングを楽しめるなど、「サントリーシングルモルトウイスキー 白州」ブランドの魅力を最大限体感できる。開催日時は月・金曜の午前11時はんから午後1時40分まで。参加費は1万円。予約は抽選で受け付ける。

白州蒸留所は1973年に竣工。豊かな森に囲まれたその立地条件から“森の蒸溜所”とも呼ばれ、南アルプス甲斐駒ケ岳の麓の広大な自然に囲まれた場所で、水や気候などの自然条件だけでなく、発酵槽や蒸溜釜など設備の違いから、山崎蒸溜所とは個性の異なる原酒を生み出している。