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ロイズ・キャピタル、ゲートウェイ成田プロジェクトの全株式を取得へ
ロイズ・キャピタルは、共生バンクグループとゲートウェイ成田プロジェクトのSPVの100%の株式を取得する契約を、8月30日付で締結した。
成田国際空港周辺で開発中のゲートウェイ成田プロジェクトは、約456,000平方メートルの土地に、ランドマークとなる球体型アリーナのデジドームや成田エリアで最大級の客室数を誇るデジタルホテル、食品輸出産業拠点、ホスピタリティ、最先端のデータセンター、AIシステム開発研究所を中心とした複合開発するもの。
プロジェクトのマスタープランと基本設計は12月までに完了し、建築許可のために必要な最終図面は2025年第3四半期末までに完成・提出される見通し。2025年第4四半期には着工する。2027年3月の一部開業を目指す。
発表によると、ロイズ・キャピタルによるプロジェクトの評価額は約100億米ドルであるとしている。デューデリジェンスの進捗や必要な承認が得られ次第、詳細な情報を発表するとしている。
ロイズ・キャピタルは、チャリド・アラブ氏が創設した投資会社。ワシントンとドバイから中東やアジア全域へ業務を展開しているという。マイケル・ポンペオ元アメリカ国務長官のほか、アメリカやトルコの要人がリーダーシップとアドバイザリーチームに名を連ねている。名前は挙げられていないものの、チームには「日本最大の国営銀行の会長」も含まれているという。
ゲートウェイ成田プロジェクトをめぐっては、共生バンクグループのみんなで大家さん販売と都市綜研インベストファンドが業務停止命令を受けていた。一方、8月にはSPACを通じてロンドン証券取引所に上場するなど、販売や開発に向けた展開が続いている。