エア・カナダ、政府に仲裁を求める考え パイロットのスト突入前に

エア・カナダ(ボーイング737-8型機)

エア・カナダは、パイロットの労働組合によるストライキに伴う混乱を回避するため、カナダ政府に仲裁を要請する可能性があると表明した。

エアライン・パイロット・アソシエーション(ALPA)に所属するエア・カナダとエア・カナダ ルージュの約5,200人以上のパイロットが、早ければ9月15日にもストライキを通知し、72時間後から運航が完全に停止される可能性がある。

組合が提案した1,000件以上の提案のうち、約70%で暫定合意している。組合は会社提案より高い、アメリカを基準とした賃上げを求めていた。会社側は即時介入を求めておらず、交渉が合意に至らなかった場合に、政府にストライキが始まる前にカナダ労働法107条に基づく、拘束力のある利害仲裁を求める考え。

カナダの産業や観光業界団体も記者会見で、政府に対してストライキを防ぐための措置を求めると表明した。

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