「LCCバス」が値上げ 乗換検索が教えてくれない、本当の成田空港”ケチケチ”アクセスとは?【コラム】

奥深き、成田空港アクセスの世界

成田空港

東京都心から約50キロ、成田空港へはある程度距離がある。距離があるからこそ、様々な選択肢があるのが、強みだと思っている(注:あくまでも筆者の感想である)。

改めておさらいをしておこう。あまり鉄道やバスなどの交通に詳しくない人が節約したいなら、「エアポートバス東京・成田」が王道。値上げしても、東京駅まで片道1,500円というシンプルさは魅力的だ。

金券ショップで京成の株主優待券を入手できるなら、京成成田スカイアクセス線経由の「アクセス特急」がおすすめ。株主優待券購入費用の片道1,000円程度で都心までダイレクトアクセスできるのが魅力。

先般話題になった「JRE BANK」の口座を開設した人は、「JRE BANK優待割引券」を使ってみるのもよさそう。まだ、割引券が付与されていないので、この夏のアクセスには使えないが、今後、快適でコスパの良いアクセスになりそうだ。

そして、荷物が少なくて、電車に乗るのが好きな人は、東京と千葉の県境付近まで、東京メトロや都営地下鉄でアクセスする、西船or八幡ルートがおすすめ。普通の人にはお勧めしないけれど。

天邪鬼(あまのじゃく)な人には東成田駅をお勧め。おそらく遭遇するであろう本数の少なさや乗り継ぎの悪さなどを乗り越えた先に、何かあるかもしれないし、何もないかもしれない。

夏休み本番、読者の皆さんも成田空港に向かう用事はあるだろうか。筆者としては”ケチケチ”ルートをお勧めしたいが、乗換失敗、疲労蓄積、荷物破損、そのほか骨折り損のくたびれ儲けなどのクレームは受け付けませんのであしからず。

1 2 3 4