ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
15年連続世界最高LCC、何が他社と違うのか トニー・フェルナンデスCEOに聞く
ー日本でのビジネスについて、どのようにお考えですか
「日本は素晴らしい。エアアジアだけじゃなくて、多くの航空会社にとって素晴らしいことです。つまり、明らかに円安になった。
これは本当の話ですが、私は無料航空券を事あるごとに、たくさんの無料航空券をスタッフに渡しています。彼らはまず日本(に行く)と言うし、みんなまだ日本に行きたがっている。韓国も追いついてきているのですが、それでも日本が一番です。多くの日本人が東南アジアに来るのが好きです。
だから私としては、みんな東京や大阪に行くけれども、小さな都市にも行きたい。新しいエアバスの長距離機で広島に飛びたい。名古屋や広島といった二次目的地を(大型機で)埋めるのは難しいですが、ナローボディの長距離機なら可能です。私たちの計画は、日本のすべての都市に行き、バンコク・バリ・プーケット・インドネシアと結ぶことです。できることはたくさんあります。
私たちの贈り物のひとつです。もし世界の航空会社が東京や大阪といった大都市にフォーカスしているのであれば、私たちは直行便を利用できない人たちにも直行便を利用できる機会を提供したいのです。日本のほとんどの人は東京や大阪を経由して飛行機を乗り換えなければならないし、私も何度もそうしてきました。そうでしょう?だから神戸に行きたい。広島、名古屋、仙台といったマーケットにも提供できると思うんです。僕の友達の三木谷さんがここで楽天イーグルスという球団を持っているという理由もあります。日本は僕らにとって大きな市場ですし、貨物の分野でも非常に大きなビジネスです」
ーアメリカ西海岸の路線はいかがでしょうか
「ハワイは予定にありませんが、日本からロサンゼルスとサンフランシスコには乗り入れる予定です。日本で我々のチームが取り組んでいるところです。そして、ロールス・ロイスのエンジンが完全に修理されるのを待っているところです。
私たちは日本だけでなく、東南アジアとアメリカ、そしてその逆を結びます。近いうちにアフリカにも飛ぶということです。日本人はクアラルンプールまで来て、ナイロビまで一緒に飛ぶことができますし、一緒にカザフスタンに行くことができます。私たちは非常に興味深いハブを作ろうとしています。もちろん、アメリカも素晴らしい場所になるでしょう。アメリカに行けば、ヨーロッパしかありません。あとは南米に行けば、すべての大陸を網羅できます」
ーロンドン路線を復活させる予定はありますか
「それはみんなが好きな質問ですね。そうしたいね、第二の故郷みたいなものですから。でも今のところ、イエスと言ったら嘘になります。まずは東欧から始めるつもりです。適切な航空機が手に入ったら、それ(ロンドン再就航)を検討するかもしれない。僕らにとっては本当に大きなことでした。私たちが政府に望んでいる問題のひとつは、より多くの権利を得ることです。私たちはもっと大きくなることができます。しかしメトロの都市は制約があります。ラクナウへの新しいフライトを就航させたばかりです」
ー事業の多角化について、どのようにお考えですか
「私たちは5つの大きな部門があります。航空事業があります。貨物のテレポートには大きなチャンスがあります。ムーブ・デジタルはOTAとリワード・プログラム、そしてフィンテックです。ですから、楽天と非常によく似ています。
非常にエキサイティングなグループは、私たちのエンジニアリング会社やケータリング会社、グランドハンドリング会社、シェアードサービス。最後はブランディングの会社で、とても興味深い会社です。アジアの人たちはブランディングを理解していませんでした。私はマンチェスター・ユナイテッドやF1のスポンサーになった最初の男です。私がシャツを脱ぐだけで世界的なニュースになります。
エアアジアじゃなかったら、記事にされないでしょう。だから私たちは、素晴らしいブランドを築き上げました。もしあなたがホテルを始めたいのなら、「エアアジア・ホテル」という名前にすればいい。僕はやりたくないけど、もし僕の名前をライセンスしてくれたら、みんなすぐに知ってくれます。「エアアジア・ホテル」はローコストで、いい感じですよ。多くの企業が私たちのブランドを使って、価値志向のビジネスを展開したいと考えています。効率的で、品質もいい。だから、輸送会社から声をかけられたこともあるし、携帯電話会社から声をかけられたこともある。低コストの病院を立ち上げたいという病院からのアプローチもある。というわけで、僕の話はここまで。この5つに集中します。(20回連続ベストLCCまで)あと5年ありますから。そして引退して、日本で温泉に入るんです。そして次の経営者は、若い人たちです」
ー電車などのの交通機関とか、事業を拡大することは
「ええ、楽しいでしょうね。いつかある日突然、電車が政府の管理下に置かれるようになりました。電車に乗るにはクスリをたくさんやってるか、頭がおかしくなっていないといけないんです。お気をつけて」