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東海道新幹線、開業60周年 激甚化する自然災害、安全輸送の決意新たに
東海道新幹線は10月1日、開業60周年を迎えた。東京駅では記念の出発式が開かれ、JR東海の和知勝之・東京駅長の合図で午前6時発の「のぞみ1号」(N700S、J29編成)が出発した。
東海道新幹線は1964年10月1日に東京〜新大阪駅間が開業。60年間の累計利用者数は70億人にのぼる。JR東海の丹羽俊介社長は式典でのあいさつで、「開業以来、安全、正確、快適、高速という特性を磨き上げ、開業以来、乗車中のお客様の死傷事故ゼロを継続している」と振り返り、「今後、ますます快適で便利で安心できる新幹線をつくるべく、特に激甚化する自然災害への対応を含めた安全輸送は最優先事項で取り組む」と安全運行への決意を新たにした。
式典では関係者がテープカットで節目を祝い、お手製の横断幕を掲げた社員らとともに列車の出発を見送った。
60周年を記念して、東京駅と静岡・名古屋・新大阪の計4駅ではコンコースにフォトスポットを展示。このほか1日から、利用客から募集した0系や100系、300系の写真や動画を使って60年を振り返る新たなテレビCMを放映する。