リブ・マックス、Mastercardバーチャルカード番号による法人決済導入 精算業務効率化

リブ・マックスは、Mastercardバーチャルカード番号(VCN)による法人決済を導入した。

Agoda(アゴダ)、NTTデータ、ネットスターズ、三菱UFJニコス、Mastercardとともに実施するもので、ホテルの予約・決済時に発生する事業者間の精算業務を効率化させる。

旅行者がアゴダで予約後、アゴダはホテルに予約情報を送信し、ホテルはアゴダに請求を実施する。その後、アゴダはVCNイシュアにVCNを発行し、ネットスターにVCNを含む決済情報を送信し、ネットスターは三菱UFJニコス経由でVCNイシュアにストレートスループロセッシングより決済リクエストを送信する。三菱UFJニコスはMastarcardでVCN決済処理を行い、NTTデータに加盟店支払いを実施する。

Mastercard VCN決済は、グローバル化に伴う取引先の増加・流通経路の複雑化を背景に、特に海外の旅行業界での普及が進んでおり、世界200か国以上のホテルで利用されている。

VCNは法人向けMastarcardクレジットカードを親番号として発行されるバーチャル子番号で、親番号の与信枠の範囲内で、用途別に1回の取引だけ、あるいは決められた回数や期間のみ利用できるよう複数発行でき1つのVCNに対して利用可能額や期間など、利用の制限や条件を設定することが可能できる。

これにより、請求プロセスでの人為的なミスを削減できるほか、不正利用やチャージバックのリスクを大幅に軽減できるという。