エミレーツ航空、エアバスA350型機の導入に向けた訓練実施 フルフライトシミュレーター3台導入

エミレーツ航空は、エアバスA350型機の導入に向け、パイロット・サポート・システム(PSS)を統合したフルフライトシミュレーターなどを導入する。

固定ベースのトレーニングデバイス、客室緊急避難トレーナー、ドアトレーナーも導入する。投資額は約4,800万米ドル。

PSSでは訓練体験を最適化させ、ブリーフィングフェーズでは完全な没入型環境で、飛行計画の作成を含めたインタラクティブなセットアップが実行ができる。シミュレーターではセットアップをもとにトレーニングが可能で、デブリーフィングモードでは、記録を再生してパフォーマンスを確認できる。

現在、30人のパイロットと820人の客室乗務員の訓練を行っている。11月末までに50人のパイロットが訓練を完了する。2台目のシミュレーターは受け入れ段階にあり、11月に欧州航空安全機関(EASA)の認証を受ける予定だという。

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