シンガポール航空、東京/成田〜シンガポール線へのエアバスA380型機投入期間変更 2025年5月1日から
シンガポール航空、A350向け新シートを発表 ファースト導入
シンガポール航空は、長距離仕様と超長距離仕様のエアバスA350−900型機の座席を刷新する。
対象となるのは41機で、投資額は11億シンガポールドル。超長距離仕様のエアバスA350-900ULR型機7機には、ファーストクラスを初めて導入する。
ファーストクラスは、目の肥えた旅行者を念頭にデザインし、「世界最長路線の旅に新たな業界基準を打ち立てる」としている。ファーストクラスとビジネスクラスは導入を予定しているボーイング777-9型機と同じ座席となり、プライバシーや快適性、利便性をさらに向上させる。また、新しい機内エンターテインメント・スクリーンも設置する。
プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスも座席を刷新するほか、機内エンターテインメントシステム「KrisWorld」の次期バージョンは、全クラスでよりパーソナライズされた幅広いライフスタイルオプションを提供する。
長距離仕様機にはビジネスクラス42席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミークラス192席、超長距離仕様機にはファーストクラス4席、ビジネスクラス70席、プレミアムエコノミークラス58席を備える。
ゴー・チュン・ポン最高経営責任者(CEO)は、「過去6年にわたり、次世代長距離路線の機内プロダクトのデザインにおいて、お客様や関係者の方々を幅広くお招きし、細部に至るまで進化するお客様の嗜好やご期待を先取りしてきました。新しいファーストクラスとビジネスクラスのシートデザインには、快適さ、豪華さ、現代性の限界を押し広げるような思慮深い要素が取り入れられており、お客様は機内でリラックスしたり、楽に仕事をしたりすることができます。プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスのお客様も、旅の体験をより豊かにする客室インテリアの一新を楽しみにしていただけます。A350型機41機の改修に11億シンガポールドルを投資したことは、卓越した旅行体験を提供するというシンガポール航空の揺るぎないコミットメントを再確認するものです。これらの次世代シートと「KrisWorld」の導入は、世界的に有名な客室乗務員の温かくきめ細やかなサービスとともに、革新性、顧客体験、卓越したサービスにおける新たな基準を打ち立てるでしょう」とコメントした。
改修作業はシンガポールのSIAエンジニアリングで行われ、長距離仕様機は2026年第2四半期、超長距離仕様機は2027年第1四半期にそれぞれ初号機を就航させる。
客室サービスや「KrisWorld」の最新バージョンの詳細は、ボーイング777-9型機とエアバスA350-900型機改修機の就航間近に明らかにする。