スピリット航空、連邦破産法第11条を申請

スピリット航空(エアバスA319型機)

スピリット航空は、ニューヨーク南部地区連邦破産裁判所に連邦破産法第11条(チャプター11)を申請した。

既存の債権保有者から3億5,000万米ドルを調達し、既存の7億9,500万米ドルの債務を株式に転換する。ニューヨーク証券取引所からは上場廃止となる見通しで、今後償却され、無価値となる見込み。

運航は継続し、すべての航空券やクレジット、ロイヤリティプログラムはこれまで通り利用できる。従業員の給与や航空機のリース料も支払われる。

スピリット航空は、ジェットブルー航空が2022年7月に買収することを発表していたものの、ボストンの連邦地方裁判所が買収を認めず、今年3月に契約を終了していた。フロンティア航空との合併も視野に入れているとされている。