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JR東日本、2026年3月に運賃改定へ 改定率7.8%
JR東日本は、運賃改定を国土交通大臣に申請した。2026年3月の実施を目指す。
首都圏に設定している電車特定区間と山手線内の運賃区分を幹線に統合し、普通旅客運賃はIC運賃が割安となるようにする。幹線、地方交通線の全エリアで運賃を値上げし、6か月の通勤定期の割引率を見直す。通学定期は電車特定区間、山手線内を除いて据え置く。改定率は普通運賃が7.8%、通勤定期が12%、通学定期が4.9%となる。
また、消費税の転嫁方法を四捨五入から切り上げに変更する。地方交通線は従来通り、幹線の1.1倍の運賃となる。JR他社をまたがる際の運賃に通算加算方式を導入し、加算額を設定する。東京〜熱海駅間では、現在は東海道新幹線と東海道線を同一の線路として取り扱っているものの、運賃改定後には別の線路として取り扱う。鉄道駅バリアフリー料金は廃止する。
これにより、改定後の初乗りIC運賃は155円となり、幹線では従来比8〜9円増、地方交通線では同8円増となる。