ANAの就航で期待高まるミラノ、観光や貨物需要の顕在化でデイリー化も見込む
アラスカ航空とハワイアン航空、米国内ネットワークを強化 スケジュールや機材調整
アラスカ航空とハワイアン航空は、アメリカ国内線のネットワークを強化する。来夏スケジュールから就航地、運航スケジュール、機種を戦略的に変更する。
シアトル〜ホノルル線では、1日6往復のうち3往復をハワイアン航空のワイドボディ機で運航する。ポートランド〜ホノルル線の1日3往復やサンディエゴ〜カフルイ線の同2往復の運航スケジュールを見直し、時間の間隔をあける。夏の高需要期にはシアトル〜サンフランシスコ線にハワイアン航空のエアバスA330型機を投入し、供給座席数を増やす。ホノルル〜サクラメント線は同1往復に減便する。
さらに、東海岸と中西部から西海岸各地での乗り継ぎの利便性も向上させる。ホノルル・カフルイ〜ポートランド線とホノルル〜サンフランシスコ線で、西海岸行きの深夜便を運航し、各地への接続も可能とする。
アラスカ航空は、サンフランシスコ〜コナ・リフエ線を開設する。コナ線は2025年6月12日から週4往復、リフエ線は同13日から週3往復を運航する。
ハワイアン航空は、ボーイング787-9型機とエアバスA321neoの1日あたりの飛行時間を増やし、エアバスA321neoでは25%増加する。これにより、ボーイング737型機の納入遅延の影響を緩和し、運航規模を拡大する。
両社はアメリカ連邦航空局(FAA)から、単一の航空運送事業許可の取得を目指しており、2025年10月までに完了する見通し。統合後も2つのブランドは維持される。