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大韓航空、アシアナ航空の子会社化を完了
大韓航空は12月12日、アシアナ航空の株式の63.88%を取得し、子会社化した。
各国当局から認可を受けたことに伴うもので、アシアナ航空は2025年1月16日の臨時株主総会で、新しい理事を選任し、新体制を整える。両社の統合には2年程度の準備期間をかけるみとおし。
統合後にはシナジー効果を高めるため、重複路線の時間帯の多様化や、新規路線の開設など、顧客サービスの向上に努めるとしている。人員調整は行わず、一部の重複する人材は再配置する。マイレージは両社の交換比率を2025年6月までに韓国の公正取引委員会に報告し、協議を経て顧客に案内する。
アシアナ航空は1988年に設立、韓国で第2位の規模の大手航空会社として、日本各都市や欧米などにも路線網を広げていた。競争激化などから資金繰りに苦しみ、2019年12月にHDC現代産業開発と未来アセット大宇のコンソーシアムが買収を発表したものの、コロナ禍に白紙化された。2020年11月に大韓航空が、約1.8兆韓国ウォンで買収すると発表していた。