JR九州高速船、船舶事業から撤退

QUEEN BEETLE(クイーンビートル)

JR九州は、JR九州高速船が船舶事業から撤退することを発表した。

JR九州と完全子会社のJR九州高速船は、福岡〜釜山航路で運航している高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」の運航再開に向けた取り組みを行っていたものの、船体へのクラックの発生リスクを完全に払拭できず、確実な安全が担保できないとして、撤退を決めた。

従業員数は70名。2024年3月期には3,300万円の経常利益、2025年4月〜9月期は4億2,400万円の経常損失を計上している。JR九州の連結業績に与える大きな影響はないとしている。

また、JR九州は「JR九州高速船株主優待券」を廃止する。2023年3月31日と2024年3月31日時点で同社株を100株以上保有していた人に、「鉄道株主優待券」を一律で1枚発送する。