ジャパン・ホテル・リート投資法人、ヒルトン福岡シーホークを取得

ヒルトン福岡シーホーク

ジャパン・ホテル・リート投資法人は、ヒルトン福岡シーホークの信託受益権をエムエル・エステートから取得する。

取得予定日は2月21日。取得予定価格は643億5,000万円。評価鑑定額は717億円で、NOI利回り予測は5.7%。資金は643億5,000万円を資金調達して賄う。

エムエル・エステートはみずほリースの完全子会社で、ヒルトン福岡シーホークをホークスタウン特定目的会社から取得していた。取得額は非公表。

ヒルトン福岡シーホークは地上35階・地下2階建て。客室数1,052室のほか、約3,500名が収容できる九州最大規模の大宴会場を含めた30の会議室・宴会場やレストラン、チャペル、大浴場、エグゼクティブラウンジ、フィットネスセンター、ショッピングアーケードなどを擁する大規模ホテル。

ヒルトン福岡シーホークは、1995年4月にシーホークホテル&リゾートとして開業。その後、2005年3月にJALリゾートシーホークホテル福岡、2010年に現名称となった。

2025年の予想売上は宿泊部門が65億1,500万円、料飲部門が43億9,400万円、その他が3億6,500万円の112億7,400万円を想定している。稼働率は2024年実績が63.8%、2025年予測は68.8%。固定賃料と変動賃料から構成されている。

これにより、ホテル・マネージメント・ジャパンのグループが賃借人となるホテルは4軒となる。HMJの完全子会社であるホークスタウンが賃借し、ヒルトン・ワールドワイド・マネージが運営を受託する。

また、1月30日付で博多中洲ワシントンホテルプラザを46億円で売却し、資産を入れ替える。