東京高速道路、「KK線」を4月5日午後8時で廃止

KK線

東京高速道路は、東京高速道路(KK線)を4月5日午後8時に廃止する。

同路線は、1966年に全線開業した全⾧2キロメートルほどの無料の自動車専用道路。道路の下部には、道路と一体構造をなす14棟の賃貸スペースを設け、その賃貸収益を道路の建設費と維持管理費に充て、無料で一般に開放してきた。

廃止となるのは、京橋ジャンクション(JCT)付近~汐留JCT付近、新橋出入口、土橋入口、西銀座入口、新京橋出口。なお、首都高速八重洲線の神田橋JCT~西銀座JCTと、八重洲出入口、丸の内出口は、4月5日午後8時から2035年度にかけて通行止めとなる。

首都高速道路の日本橋区間地下化事業に伴い、新たな都心環状ルート「新京橋連結路(地下)」の整備が決定し、都市高速道路網の一環としての役割が大きく低下することから、東銀座出口を除き廃止となる。廃止後は、東京都の方針に基づき、「歩行者中心の公共的空間」として整備する。