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湯沢ニューオータニ、5月6日をもって閉館
ヒルトンは、料飲コンテスト「F&Bマスターズ2025」日本・韓国・ミクロネシア地区決勝大会をヒルトン東京ベイで開催した。
アジア太平洋地域で始まった、知識や技術、創造性を競うコンテストで、所属部署に関わらず出場できる。同地区では今年で9回目の開催となり、2月18日から20日までの3日間に渡って開催された。
料理、菓子、ソムリエ、バー、バリスタ、フォトの6部門を実施し、7ブランド30軒のホテルで予選を勝ち抜いた146名が参加した。各部門トップ3が最終日に発表され、優勝者にはワイナリーツアーやデジタルカメラなどの賞品がプレゼントされた。
料理部門はバーガーとアペタイザーを2時間半、菓子部門はシグネチャーデザートとブッフェデザートを2時間で製作した後、審査員の前で10分のプレゼンテーションを行った。お題となる食材3点が当日に発表され、このうち1点以上を使用することが条件で、創造性が試された。
ソムリエ部門は筆記試験と5つのワインのブラインドテイスティング、質疑応答、バー部門は筆記試験と2つのカクテルのプレゼンテーション、バリスタ部門は筆記試験とラテアートなど4杯のコーヒーのプレゼンテーション、フォト部門はソニー製スマートフォンXperiaでの撮影とInstagramへの投稿、質疑応答により審査された。
審査員は、ミシュラングリーンスターにも選出されたレストラン「nôl(ノル)」のディレクター野田達也氏、「ワールドバリスタチャンピオンシップ2024」第3位の石谷貴之氏などが務めた。受賞者発表前のコメントでは、多くの審査員が絶賛する意見を寄せた。
料理部門で優勝したのは、じゃがいもでパティ、ナスで肉汁を表現し、味噌田楽をアレンジしたソースを使ったベジタブルバーガーを製作したコンラッド東京の影山拓磨さんで、「様々な食材の組み合わせによって発見溢れる料理の提供を心がけており、今回はビーフを超える美味しさを野菜で表現したいという思いが優勝に繋がった」と喜びのコメントを寄せた。
菓子部門第3位でベストデザート特別賞を受賞したのは、焼いたパイナップルに冷たいアイスクリームを乗せ、温かいソースをかけて提供するスイーツを製作したヒルトン名古屋の江口藍香さんで、「酸味と甘み、そしてソースの絶妙なマリアージュをお楽しみいただければ幸いです」とコメントした。
今年は初めて、料理部門でベストバーガー特別賞、菓子部門でベストデザート特別賞を受賞した作品が、全国のホテルで提供される。