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JAL、社債型種類株式を発行 上限2,000億円
日本航空(JAL)は、社債型種類株式を発行する。
議決権や普通株式への転換権がない株式で、東証プライム市場への上場申請を予定している。配当は5年間は固定金利に当初スプレッドを加えた固定配当、以降はさらに5%を加えた変動配当を予定している。また、発行から5年後以降には金銭対価により取得を可能とする。
社債型種類株式は、発行時に定めた優先配当金以上の配当が行われず、議決権の希薄化が生じないといった社債に類似しつつも、自己資本を拡充できる株式の性質を持つ設計となっている。
発行上限額は2,000億円を予定し、調達資金は新機材の購入やマイルを中心とした非航空領域への成長投資に充当する見通し。引受証券会社は野村證券と大和証券を予定している。