中部空港に「コーラルラウンジ」開設 プライオリティ・パス利用可能、タイ料理充実

タイに本社を置く空港ラウンジ運営会社のコーラルグループは、中部国際空港第1ターミナルに「ザ・コーラル・ファイネスト・ビジネスクラス・ラウンジ」を4月1日にオープンする。

広さは約271平米。「洗練された静かな隠れ家」をコンセプトに、日本とタイの文化の融合をイメージした内装とし、ソファ席を中心に62席を設けた。

ビュッフェエリアにはトムヤムクンやパッタイ、カオマンガイなどのタイ料理や軽食を取り揃え、バーカウンターではタイのスピリッツを使ったカクテルや、タイ式ミルクティーなどのオリジナルドリンクを提供。また、自席で専属スタッフによる頭部・肩部のタイ式マッサージを受けられる。

利用できるのは、プライオリティ・パス会員、ドラゴンパス会員と、提携航空会社の上級会員など。当初の提携航空会社は、中国東方航空、上海航空、吉祥航空、天津航空、チャイナエアラインの5社。場所は第1ターミナル制限エリア。営業時間は午前7時から午後10時まで。

今後、3月31日まで中部国際空港が運営していた「セントレアグローバルラウンジ」を改装し、10月をめどに拡張オープンする。拡張後の面積は約3倍の約816平米となる。

コーラルグループは、スワンナプーム空港やドンムアン空港などタイ国内の7空港でラウンジを運営しているが、国外には初めての展開となる。同社のナパパット・サップスントーングン最高経営責任者(CEO)によると、中部国際空港側から打診があり、「名古屋は日本で3番目に規模が大きい都市で、ビジネスチャンスがある」ことから進出を決めたという。年内にはシンガポール、オーストラリア、サウジアラビアにも進出する計画で、「チャンスがあれば日本の他の空港にも展開したい」という。

▲ザ・コーラル・ファイネスト・ビジネスクラス・ラウンジ内で提供するタイ式マッサージサービス