インテルサット、スカイマークとの契約発表 2026年から無料Wi-Fi【AIX2025】

インテルサットは、スカイマークがESA(Electronic Steering Array/電子走査アレイ)アンテナを採用したと、ドイツ・ハンブルクで開催中のエアクラフト・インテリア・エキスポ(AIX2025)で発表した。

静止軌道衛星(GEO)と低軌道衛星(LEO)の双方を利用できるアンテナで、約7センチと薄型で空気抵抗が少なく、稼働部が少ないのが特徴。アンテナは前後にGEO、LEOともに9つずつ搭載しており、GEO、LEOともに同時に通信する。1つが故障した場合にその部分のみ交換できるなど、保守性も高い。GEOはインテルサット、LEOはユーテルサットの「OneWeb」を活用する。

設置作業はボーイングの工場で行う予定で、2026年から順次導入する、ボーイング737-8型機とボーイング737-10型機の計10機に搭載する。利用料金は無料を予定しており、サービスの詳細は決定次第発表を予定している。