トンプソン、中国南方航空に「VantageXL+」を初納入【AIX2025】

トンプソン・エアロ・シーティングは、ビジネスクラスシート「VantageXL+」を中国南方航空に初納入する。ドイツ・ハンブルクで開催された「エアクラフト・インテリア・エキスポ(AIX2025)」で発表した。

従来の「VantageXL」の最新型で、エアバスA350型機とボーイング787型機に最適化している。最新型では足元のスペースを広げたほか、モニターの位置を改善し、より没入感のある体験が可能となった。

エアバスA350型機に、「1-2-1」配列で24席を設置する。全長約190センチ、シートピッチは44インチ。最前列は「VantageXL+ First Suite」として広いスペースを設けられる。全長約203センチで、2名もしくは4名での食事も可能となる。

トンプソン・エアロ・シーティングとデザイン会社のタンジェリンは、中国南方航空のブランドアイデンティティを反映したデザインを開発した。最初の機体は2026年第4四半期にも納入を予定している。