UNPLAN Shinjuku、ワクチン接種済み客のみ受け入れへ 旅館業法抵触か

UNPLAN Shinjuku

UNPLAN Shinjukuは、新型コロナウイルスワクチンの接種完了者のみを宿泊客として受け入れる。

9月15日から接種完了者のみ宿泊できるフロアを設け、10月15日以降は少なくとも1回のワクチン接種を宿泊の条件とする。11月15日からは接種完了者のみを宿泊客として受け入れる。宿泊客にはワクチン接種証明の提示や携帯を求める。接種対象ではない12歳以下は未接種でも受け入れる。

UNPLAN Shinjukuでは、ワクチン接種会場の情報提供や、ワクチン未接種でも宿泊できる他のホステルの紹介も行う。運営会社のFIKAでは、「全館コロナフリーの施設を目指します」としている。

9月15日から11月15日までのチェックイン分を公式ウェブサイトから予約した宿泊客には、全店舗で使える500円クーポンを1泊につき1枚プレゼントする。一部の宿泊予約サイトからの予約でも、通常料金より1予約あたり500円を割り引く。

なお、旅館業法第5条(宿泊拒否の禁止)によれば、宿泊客が伝染病の疾病にかかっていると明らかに認められるときや、違法行為や風紀を乱す行為をする恐れ、施設に余裕がない時や都道府県で条例で定める事由があるときを除き、宿泊拒否を禁止しており、業界関係者からは新型コロナウイルスの拡大を機に、改正を求める声も上がっている。フロアを分けることや、ワクチン接種者のみへの割引に制約はない。